「めだかのがっこう」で学校復帰!嬉しいお便りを頂きました。

大門先生、

大変ご無沙汰しております。

娘が5年生の終わりから不登校となり、6年生の秋頃からにお世話になった〇〇です。

当時、親の会ような集まりは苦手だなあと思いつつも、大門先生の講座は何か違うと感じ、思い切ってお尋ねし、そしてスクーリング講座に参加させていただきました。

まずは母親としての自分の気持ちが落ち付いた?!

用意していただいた事例や教材を基にディスカッションしていくうちに、私の気持ちがとても落ち着いてきたのを覚えています。その頃から、娘の気持ちにもだんだん変化が見え始めたように思います。

まずはフリースクールへ!

娘は十一月末ごろから「ヒマだ、ヒマだ」と言い出し、それなら学校へ行けば?と言ってもそれは「無理!」と一蹴しつつも、「フリースクールみたいなところに行きたい。学校には行けないけど、どこかに通うところが欲しい」と言い出したので、学校と相談し、□□駅にあるフリースクールに週に2回通うことにいたしました。実際に通い始めたのは年が明けた一月なのですが、とても楽しそうにしていました。

次に学校の相談室へ!

一か月ほど経ったころ、学校の担任の先生から「中学への準備として、朝、登校する練習をして、体を慣れさせていくのはどうか?」との提案がありました。

「教室へは誘わない」という条件で娘に聞いてみると、最初は渋っていましたが、お友達の誘いもあり、ある日、「明日から学校へ行く」と!

そして、午前中2時間~4時間だけでしたが、最初は週に3日、次は4日、そして毎日、相談室へ行くようになりました。

学校へ通い始めると、フリースクールからは足が遠のきました。「学校の方が楽しいから」と言っていました。相談室には、同じ6年生の男の子と、1年生、2年生がおり、その子たちと仲良くなったのも通い続けるモチベーションになったようです。また、授業に関係なく、好きな英語の勉強をさせてもらったり、読書をしたりできたのもよかったようです。溜まっていたテストも、やってみればほとんど90点以上とれていたので、だんだん自信を取り戻すことが出来たのも、元気になっていった一因かもしれません。

いよいよ卒業式!

そして、三月になると給食を食べる日もあり、学校にいる時間も長くなった頃、校長先生が「卒業式は出席できないなら当日休んでも構わないが、もし出席できた時のために練習をしましょう」と、マンツーマンで教えてくださったりもしました。

そして迎えた卒業式。当日は案の定、朝から「気持ち悪い、どうしよう」となっていたので、私は無理強いせず、「休んでもいいけれど、学校まで行って、担任の先生と相談してどこかで休ませてもらうことも出来るよ」と伝えると、「やっぱり行く」と言って出かけて行きました。結果的に、卒業式の最初から最後まで出席することができました!!!

本人の感想は「出てよかった!」でした。

そして、中学校では?!

春休み明け、進学したのは地元の公立中学で、生徒の7~8割が娘の小学校からの生徒です。中学は何故か以前から行くのをとても楽しみにしていて、入学式からご機嫌でした。お友達も何人かできたようで、毎日とても楽しいと登校しています。現在、ある運動部に仮入部中で、さすがに練習のあとはぐったりして帰ってきます。でも、もう「気持ち悪い」という事はなく、「学校生活が充実している」と私に言ってきます。

今日も、学級委員長の集会があったそうで、討論が白熱したと報告してくれました。そしてなんと、娘も立候補し、学級委員になったと聞いてびっくりしました。もともとリーダー役とか、「長」と名の付く役が好きなので、よもや?と思っていましたが、やはり引き受けていました。

仕事があるので、ゆっくり話ができるのは七時すぎになるのですが、学校のことをたくさん話してくれるのを楽しみにしながら帰宅しています。

やはり偶然ではない!

今は登校できることに感謝して毎日を過ごしていますが、振り返ってみると、「めだかのがっこう」のスクーリング講座をきっかけに、母親としての私の気持ちが落ち着いたのは事実で、その頃から娘に変化があったことを思うと、これは偶然ではないなと思っています。

「めだかのがっこう」での親同士の話合いはとても建設的で、自分を前向きにしてくれるものでした。また、父親の参加率も高く、母親目線だけではない意見を聞けたことも大変貴重でした。もちろん、家庭では主人の意見を聞いていますが、どうしても主観的で、ときにぶつかり合います。ところが、他のお父様の意見は同じことおっしゃっていても、なんとなく素直に心に響いたりするから不思議です。

教材も良く練られていて心を打つものばかりでした。普段は考えないことを考えさせられるせいか、娘の様子を深く見つめることが出来るようになったと思います。

 

本当にお世話になりました。娘にとって、ずっとこのような穏やかで元気な日々が続けばいいのですが、またこのようなことが起こるのでは?と私の頭の片隅には不安もあります。

そのようなことが万が一あれば、是非またご相談したいと思います。よろしくお願い致します。

「輝け元気!」から、一人でも多くのお子さんが学校復帰できますように、お祈りしています。

有り難うございました。

季節の変わり目ですが、どうぞお体、ご自愛くださいませ。

〇〇

 

コメント

  1. 山本純

    我が子の様子と ちょっと似ている。末っ子の長女は 昨年秋、小5から 学校に行きにくくなりました。持病の喘息のため、体調不良もありましたが、10月末から 冬休みまで 学校を休みました。冬休み明け、どうして学校に行きたくないのか 理由を探すために通いなさい、と 学校に行かせました。終了まで、資料室と保健室通いで、ときおりクラスに参加しつつ、学校に通いました。そこそこ機嫌よく行ってました、が どうしてクラスにい続けられないのか、わからないままでした。新学年。始業の日は 調子を崩して欠席。翌週、入学式の日 頑張って教室に登校。翌日も 教室に登校。三日目から 頭痛、喉の痛みを訴え、欠席。今日もいけませんでした。フリースクールを覗いてみる話も出ています。が、何せ持病のためかどうか、体力がありません。一つの原因になっているのでは、と 感じています。ですが、最近は 気持ちから 体調を崩しているような面もあるように思います。顕著ではないですが、大勢の中や 同級生の間で過ごすことの苦手もあるようです。
    お手紙を読んで、私(母)が 大きく構えることは やはり大切なんだな、と 再認識しています。我が家の男3人(父、兄二人)を 納得させるのは 頭の痛い作業ですが。。。

  2. 大門隆

    遊離型と言われる性格タイプが三つあって、特段、理由はないのに不登校になる、つまり性格的に学校生活が苦痛になるという場合があります。このブログの記事に掲載してありますのでお暇な時に読んでみてください。この性格タイプでない場合には、なにか心理的な原因があるのかもしれません。それが原因で頭痛や体調不良が起こるというのは不登校の世界では頻繁にあります。やっぱり親の態度だけでは治らない不登校というのが少なくありませんので、いちど専門家の話を聞いてみたほうがいいかもしれませんね。ご家族の理解が得られるといいですね。

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