大門隆からのメッセージ こちらに初めて来た皆さん、はじめまして!
大門隆(ダイモン タカシ)です。 僕は「大門さん」と呼ばれるのが好きです。
なかには「大門先生」と呼ぶ人もいますし、みんなが好きな呼び方で呼んでくれれば
いいのですが、「先生」と付くと、どことなく自分らしくないと感じることがあります。
思えば最初っから「先生」とは呼ばれなかったからかもしれません。 | |
僕の「不登校」との関わりは、もう二十数年前にさかのぼります。当時、僕と同じ団地に住んでいた従兄弟(いとこ)の子、つまり僕の甥(オイ)っ子になりますが、 彼が小5で不登校になって、僕のところに遊びに来るようになったのが始まりでした。 甥っ子だから、僕は当然「隆おじさん」と呼ばれていました。 この子が小6の始業式から元気に通えるようになってメデタシメデタシとなったのがきっかけで
毎年ひとりかふたりの小中学生、もちろん不登校の子だけれども、お付き合いするようになったのです。 学生時代に塾をやったりして昔から子供大好き人間だったけど、
もちろんこれが本業というわけではなくて、仕事はそのころ普通のサラリーマンをやっていました。
いま思い返すとそんなに暇なサラリーマンではなかったのに、
どうしてこんなに長く続いたのだろうと不思議に思うことがあります。
特に、あいだでアメリカにまる3年駐在していたことがあって、
僕もこれで「不登校」の子達とは縁が切れたのだろうなと思いながら日本に帰ってきたのです。
ところが、小中学生で不登校だった子のうち3人が、高校や大学に進んでまたまた
「不登校」や「引きこもり」になっていて、お付き合いが復活したというわけです。
僕は「哲学」的な少年だった?
僕は、小学生の頃から
「僕は僕で、となりの○○ちゃんでないのはなぜだろう?」
なんてことをふと考えるような子供でしたから、大学では「哲学(テツガク)」を勉強しました。
哲学というのは、「存在(ソンザイ:ものがそこにあるということ)とは何だろう?」とか
「この世界という存在とは何だろう?」とか「そんなことを考える人間とは何だろう?」とか、
こういうことを知ろうとする学問です。
特に人間とは何だろうと考えるときに、どうしても人間の「こころ」のことや
「意識(イシキ:自分が自分だということに気が付いていること)」を考えないわけにはいかないので、
このへんは自分でも一生懸命勉強しました。
皆さんの中にも、
「僕はなぜ生まれて来たのだろう?」とか、
「私が信じられるものって何?」とか、
「どうしてこんなに寂しいのだろう?、人と人とのつながりって何?」とか、
「人間は死んだらどうなるのだろう?」とか、
「生きるって大切なこと?」とか、
いろいろな疑問にいま苦しんでいる人や、苦しんだことのある人がいるのではないだろうか。
中には、こういう疑問に向き合うことが辛くて、いつも自分のこころが
悲しみや苦しみや痛みでいっぱいと言う人もいるのではないだろうか?
特に、友達とのつながりの中で、自分らしさがまったく出せなかったり、
おおぜいの友達の中で自分だけがどうしようもなく孤独(コドク)だったり、
訳も分からない中で深く傷つけられたりしたことのある人は、こんな疑問に苦しんでいるのではないだろうか?
辛さや苦しみには大切な意味がある!
そういう人に僕が言いたいのは、その辛さや苦しさには、大切な大切な意味があるということ。
それから、そういう疑問に苦しむことが出来る人は人間として本当に素晴らしいということです。
こんなに辛いのに何が素晴らしいんだ、と思うかも知れないけど、 苦しんでいる君は
「生きる意味」や「信じられるもの」や「命より大切な何か」を知る一歩手前にいるのです。
だから、どんなに辛くても、自分をつまらないどうでもいい人間だと考えてはいけません。
どんなに苦しくても、生きることを投げ出してはいけません。
君は、この世でたった一人のかけがえのない人です。
この世の中の誰一人として君に変わって君の命を生きることは出来ません。
生きている、つまり、「そこにいる」と言うだけで、君は計り知れない価値を持っているのです。
このことは今の君の力では分からないかも知れない。
答えられるからこそ君はその疑問を持った!
でも人間は、自分に答えられない疑問を持つことは出来ないんです。
君が、なぜその疑問を持ったかというと、君がそれに答えられるからなんです。
けっして急いではなりません。
いま分からないなら、そのことを信じなさい。
わけが分かってしまったら、信じる必要はないのです。
なぜ信じなければならないのか、それはわけが分からないからです。
信じるって、勇気ととても似ていますよ。
勇気を出しましょう。
その勇気がくじけそうになったら、僕のところにいらっしゃい。
僕は君の中の大切な大切なものを知っています。
ともに答えを見いだしていきましょう。
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