サービス精神旺盛で愛されるキャラクターのJ君、さて、「人をもてなすエンターテイナー」の後半です。

内面的な不安や空虚さから逃げようとするものの、いつもうまく行くとは限りません。さて、後半です。

=何であれ飛びつくが、最早、喜びを感じることはできない=

しかし、飽くことを知らない自らの行動が、痛みと不安をもたらしているのかも知れないと恐れます。それはその通りなのです。このタイプは、このことに気が付くとパニックを起こし、何とか痛みを避けようとしますが、こうなると極めて衝動的で無責任になります。そして、いっときでも不安を紛らわせてくれそうなものには何であれ飛びつきますが、最早、喜びを感じることはできません。

=ついには身体の慢性的な痛みになる=

不安から逃れようと必死になるあまり、急にコントロールを失い、痛みを感じまいとして無謀に行動化してしまい、当然に訪れる失敗に酷く傷つき、さらに不安定になります。悪い方向に振れてこの段階に至ると、痛みを抑圧するためのヒステリー性の行動と深い「鬱」が交互に現れます。このような精神的な乱調は、多くの場合、身体的な痛み、多くは慢性的な身体の痛みとなってこのタイプを苦しめます。

=内面の空虚さを満たそうとする「貪欲」=

さきほど、このタイプは「恐れと欲求の悪循環にはまる」という話しをしましたが、この欠点は、このタイプが「貪欲(ドンヨク)」であるところから来ています。「貪欲」の文字通りの意味は、腹一杯食べ物を詰め込みたいという欲求ですが、このことは、このタイプが時々過食に陥ることと関係があります。過食というのは過剰に食べてしまうと言うことですが、精神的な意味では、このタイプが奥底に持っている「内面の空虚さ」を、物質的なものや行動と体験で満たそうとすることなのです。自分が抱えている内面的な空虚さを、本来、直接に感じ取り味わうべきなのですが、それが出来ないので、物質的なものや行動と体験で満たそうとするのです。つまり、気を逸らし、不安から逃れようとしてしまうのです。

=結局のところ「自己敗北」=

このタイプのアイデンティティは、刺激を受け続ける状態を頼りにしているので、あらゆる限界や制限を嫌う傾向が強いです。つまり、衝動や欲求が湧いたときに、ブレーキをかけず、すぐ自由に反応したいのです。しかし、このような貪欲さは、先に見たように、結局のところ「自己敗北」になります。

=欲しかった精神的な「いたわり」!=

どうしてかというと、このタイプは、子ども時代、「もう大丈夫?」「もっと欲しい?」「満足した?」という「いたわり」をもらえなかったと無意識に感じているのです。それが分からないから、むやみやたらと詰め込むのですが、そうすればするほど虚しく不満足になるからです。自分が欲しいものは、物質的なものではなく行動や体験でもなく、精神的な「いたわり」なのだと気が付く事によって、初めて内面的な支えや導きに近づくことが出来ます。

=最も素晴らしい贈り物!!=

こうなると、このタイプは可能性に満ちた世界に焦点を合わせ、極めて前向きです。元気で陽気であり、豊かな活力に恵まれ、落ち着いて日々の生活に関わります。もはや、自分のことに深刻になりすぎることはありません。自分の中でバランスが取れ、人生に対する喜びや情熱が、自然に周りの人々に影響します。このタイプの人は、私たちに、生きることの純粋な喜び———これこそが最も素晴らしい贈り物———を思い起こさせてくれるのです。

以上

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